両建てトレードはリスクヘッジの基本形です

極・両建てトレード
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皆様、ごきげんよう。たかさんまでございます。

本ブログの読者の方であれば既にご存知だと思いますが、私は両建てトレードを駆使して日々、相場に臨んでおります。両建てトレードに取り組んでもう何年になるでしょうかね。恐らく5年以上は経っているんじゃないかな。

本日は、両建てトレードについてその存在意義を考察してみたいと思います。中には否定的な見解をお持ちの方もいらっしゃることでしょうね。本記事を読んでもらえれば、両建てトレードの存在意義が少しはご理解いただけると思いますよ。

これまで「両建てトレード」については「相場雑談」のカテゴリーで掲載していたんですけど、今回からは「極・両建てトレード」として新たにカテゴリーを新設しました。まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ。

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「両建てトレード」は英語で”Hedge trade”である

「両建てトレード」を英語で何と言うか知ってますか?”Hedge trade”と言います。(ほかにも”cross trade”などの言い方もありますが。)

この”Hedge trade”の”Hedge”って聞いたことありますよね。そう”Hedge fund(ヘッジファンド)”の”Hedge(ヘッジ)”です。

では、ヘッジファンドとはどういう存在なんでしょうか。はたまた何をしているのでしょうか。

私は、ヘッジファンドに属していないし、機関投資家でもプロの投資家でもありませんので、具体的に述べることは出来ません。しかし聞くところによると、複数の金融商品に分散投資して運用リスクを管理し、収益を上げることを目的とした団体であるとのこと。

また、投資対象は、株式よりも商品先物や金融先物が多く、買いのみではなく売りも積極的に行い、市場の下落局面であっても損失を回避し収益を上げる投資手法が特徴であるとされています。

売りも行っているということは、売りだけを行うことを意味しません。(場合によってはそういうときもあるでしょうが)買いを行いつつも、同時に売りも行うことを意味します。

これって「両建てトレード」そのものじゃないですか。ですから「両建てトレード」はリスク管理のために行っているということになりますよね。

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リスクヘッジなしのトレードなんてあり得ない

じゃあ、なぜリスク管理(リスクヘッジ)をするかというと、相場がこの先どのような動きになるのか正確には誰にも分からないからですよ。当たり前のことなんですが。

リスクヘッジなしにトレードするなんて、戦場に武器も持たずに真っ裸で飛び込むようなものです。あり得ないです。ちょっと大袈裟な表現になってしまいましたが、それくらい危険であるということです。

正負の相関関係を利用したリスクヘッジ

一般的にリスクヘッジは、正負の相関関係を利用して行うことになります。AとBのふたつの投資対象に、Aが上がったらBが上がるという相関関係がある場合は、正の相関関係にあります。

反対に、AとCのふたつの投資対象に、Aが上がったらCが下がるという相関関係がある場合は、負の相関関係にあることになります。

このような場合は、Aを買ってBを売る、あるいはAを買ってCも買う、というリスクヘッジをすることになります。

現物買いの先物売り

有名なところでは、株式投資なんかで「現物買いの先物売り」がありますよね。これが一番知られているんじゃないかな。

これは先ほどの例でいうとAとBの関係に当たります。通常であればAが上がればBも上がります。本来であればAが上がると考えて買っているんだから、Bも上がると考えて買わないとおかしいように思うかもしれませんが、なぜわざわざBを売って一見無駄というか損をするようなことをするのでしょうか。

それはリスクヘッジのためです。それしかないです。だって未来は誰にも分かりませんからね。他の記事内で何度も言ってますけど、未来が分かるなら全力で買いますよ。

オプショントレード

オプショントレードは正直言いまして経験はありません。取り組もうと専門書を何冊か買って読んだことはあるんですけどね。

プットやコールって一度くらいは聞いたことあるんじゃないかな。まあ、ちょっと難しそうですよね。素人には手を出しづらいです。リスクヘッジの応用系と言えるでしょう。素人でも手を出せる範疇の中ではですが。

同一商品が一番わかりやすい

これが一番わかりやすい基本形になります。そのことに気付いたのでオプショントレードは手を出さなかったんですよね。だって基本が一番大事だから。

また、これ以上ないくらいの正の相関関係ですから。なぜなら同一商品だからw先ほどの例で言いますと、AとBがいくら正の相関関係にあると言っても、時と場合によってはその関係性が崩れることがあるんですよね。だけど同一商品は絶対に崩れません。なぜなら同一商品だからwww

確かにオプショントレードって何となくプロっぽいというかカッコいいじゃないですか。だけど基本が出来ていないのに応用に取り組むことは危険極まりないです。

それに加えて、このリスクヘッジの基本形で十分に満足できる利益を上げることが出来るであろうということにも薄々気付いたんですよね。だからオプショントレードはお蔵入りしました。

ちょっと、回り道してしまいましたね。同一商品のリスクヘッジに戻りましょうか。

私がメインでトレードしているのはユーロ円の両建てトレードです。基本的にユーロ円一本です。ここ何年も。

これって同一商品のリスクヘッジなんですよ。読者の中には、なぜ私がユーロ円でずっとトレードしているのか不思議に感じている人がいるかもしれません。多くのトレーダーはいろんな通貨ペアを監視してチャンスが来たらある時はドル円、ある時はユロドルと様々な通貨ペアをトレードするでしょうからね。

だけど、ここまで来れば、その理由が分かったのではないでしょうか。リスクヘッジの一番の基本形だからです。基本が一番簡単だし、一番大事ですからね。

その他のリスクヘッジについて

ヘッジファンドや機関投資家などプロと呼ばれるトレーダーであれば、上記以外の様々なリスクヘッジをしていることでしょう。プロが運用する金額は我々個人投資家とは比べ物にならないでしょうから、そのような場合には他の手段も必要になります。

しかし、個人投資家レベルであれば、FXでリスクヘッジをしたトレードをするなら同一通貨の両建てで十分にやっていけます。私レベルでも、月に50万円や100万円の利益を上げることが出来る訳ですからね。(ただし、投資金額が少ない場合はハイレバレッジな海外FXを利用する必要があります。国内ではレバレッジが低すぎですから)

もちろん上を見たらキリがない。もっと利益を上げたいと思うこともあるにはある。セミリタイアして専業トレーダーになるには、最低ラインで毎月100万円くらいは利益を上げたいですからね。しかしこれはトレード手法そのものより投資金額に起因するものであると考えてます。

ユーロ円以外の通貨ペアでもよいのか

また、ユーロ円ではなくドル円や他の通貨でもいいのかどうか疑問に思うかもしれません。結論からいうと何でもいいんです。

ただ、円がらみの通貨の方が分かりやすいでしょう。円がらみの中で考えると、ドル円は当時ボラが低すぎたし、ポン円は殺人通貨と呼ばれて経験値が少ない私が手を出すのは危険だと思ったんですよね。豪ドル円は今よりもスワップポイントがあったためショートするのに躊躇しちゃうじゃないですか。やっぱりスワップポイントを取られるのは嫌ですからね。まあ、そんなこんなでユーロ円を選んだんですよ。

経験を積んだ今であれば、何を選んでもいいと断言できます。ただ、マイナー通貨ペアは避けた方がいいでしょう。ドル円も今年はボラティリティが高いですから十分にやっていけると思いますよ。ドル円・クロス円がおすすめです。

どうしてもというならユロドルなどのドルストレートでもやっていけなくはないですが、小数点の桁数が多すぎて直感的に理解できないので避けた方が無難かな。

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両建てトレードで資金管理も可能となる

これ以前の「テクニカル分析の罠」でも書いたことなんですが、資金管理って難しいですよね。難しいというか分かりづらいんですよね。テクニカル分析やファンダメンタル分析に比べて。だけど、トレードにおいては資金管理、これが一番重要になるんですけどね。

分かりやすい例を示しましょうか。

あなたが億トレーダーとします。一億円も投資できるのであれば、はっきり言ってテクニカル分析やファンダメンタル分析なんか無視してドル円を10pips間隔で1枚ずつ買い下がって、10pips上がったら利食いという単純作業でも果てしなく勝てるでしょう。資金管理できてますから。だけど、これを10枚ずつ、あるいは100枚ずつとしてらどうでしょうか。細かく計算はしませんが、10枚ならいけるかもしれませんが、100枚だと厳しいでしょうね。ここには一切、テクニカル分析やファンダメンタル分析は考慮してませんよ。なぜなら資金管理さえ出来ていたら、それだけでも勝てるからです。

その反対、すなわち資金管理を無視してテクニカル分析とファンダメンタル分析のみでトレードする場合は、この限りではありません。上手くいくこともあるでしょうが、やがてそのうち破産するでしょう。資金管理を無視して何千枚でトレードすることを想像すればすぐ分かりますよね。

じゃあ、なぜテクニカル分析やファンダメンタル分析をするのかっていうと、少しでも利益率を上げたいためなんですよね。補助的役割なんです。

ちょっと話が逸れてしまいました。

私も、これまで様々な本を読んで勉強してきましたけど、資金管理って捉えどころがないんですよ。う~ん、正直言いまして未だによく分かっておりません。

ただね、両建てトレードによって資金管理が圧倒的に楽になることだけは断言できますね。トレードって利益を上げるために行っているんですけど、意識としては含み損をいかにコントロールするかがとても大切だと考えております。

含み損をコントロール出来るのですから、それすなわち口座を管理出来ていることになり、資金管理につながるということです。

やっぱり分かりづらいですねw

まあ、言いたいことはこうです。「資金管理が一番大事になるが、それなのに一番難しく理解しづらいのもまた資金管理である。その資金管理を両建てトレードによって扱いやすく出来る」ってことです。

「理解は出来ないが、取り扱い可能になる」

ここがポイントになります。

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相場界の二刀流を目指せ!

これまで「両建てトレード」の意義について述べてきました。世間一般では、「両建てトレード」が邪道扱いされていて余りにも不憫に思っておりましたのでw

もちろん他のトレード手法を否定しているわけではありません。通常のいわゆる「損切り(ストップロス)有りのトレード」で勝てるなら、それに越したことはないでしょう。

なぜなら、レバレッジを最大限に活かせるし、ポジションを持ちこす必要がないわけですからね。また、損切りもリスクヘッジの一種 と言えますので。

ただ、このやり方で勝てなくてもがき苦しんでいるのであれば、「両建てトレード」をおすすめします。

そのようなトレーダーの方は、是非とも、相場界の二刀流 を目指してください。

では、また。

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