皆さん、こんにちは。たかさんまです。
今日は、相場におけるメンタルについて考察してみたいと思います。皆さんは、メンタル強いですか?それとも弱いですか?
もしかしたらどちらの自覚さえないかもしれませんね。
そもそもメンタルとは何か
皆さん、「メンタル」という言葉を聞いて何を浮かべますか。
「メンタルヘルス=心の健康」とか「メンタル崩壊=精神の崩壊」とかの言葉から「心」や「精神」という意味で使われる機会が現代社会では多いようです。
「あの人は今、メンタルを病んで仕事を休職中である。」とか「彼女に振られて、メンタルが弱っている。」なんて日常会話でよく使われる「メンタル」も「心」や「精神」って意味で使います。
メンタルトレーニングっていうけれど・・・
スポーツの世界では、「メンタルトレーニング」ってよく聞きますよね。
プロスポーツの世界やオリンピックなどの大舞台で活躍するためには、技術的なところもさることながら、最終的にはメンタルが強いものが勝つということも言われています。もちろん技術あってのメンタルなんでしょうが。
自分の持っている「技術≒潜在能力」を最大限に発揮するために、「精神力を鍛えて強くなる≒プレッシャーに強くなる」ことが必要であるとの考えから「メンタルトレーニング」が導入されているのでしょう。
確かに、プレッシャーに強い選手ほど結果を残せることが多いでしょうからね。
相場におけるメンタルは鍛えるものではなくコントロールするものである
では、相場におけるメンタルって何なんでしょう。プレッシャーに打ち克つ必要はあるのでしょうか。
私は自身の経験上こう考えます。
相場におけるメンタルってトレーニングなどで鍛えることは不可能 です。さらに メンタルを鍛えて、プレッシャーに打ち克つ必要なんてなし! です。
相場におけるメンタルは鍛えるものではありません。コントロールするものです。「メンタルコントロール」です。
では、「メンタルコントロールって何ですか」と言うと、トレードルールを守るとか躊躇なく損切りが出来るとかいろいろ考えられるけど、それよりなにより資金管理に尽きるじゃないかな。ポジション管理とも言えますね。
「メンタルコントロール」
⇒「自己管理」
⇒「資金管理」
図式にするとこんな感じでしょうかね。
トレードしたての頃って、トレードスタイルが確立されていないから次のような経験を誰もがしたはず。
- ドル円が上がると予想して、少しだけ買いポジションを持つ。
- レートが下落した。
- 損切りしたくない、あるいは出来ない。
- 含み損に耐えていたらまたレートが上昇して最終的に利益確定できた。
このような経験を繰り返すと、
「メンタルとは耐えることである」
という誤った考えに陥りがちです。ポジションを長く持ち続けられることを握力があるなんて表現も目にしますよね。
だけど、身の丈以上の大きな買いポジションを持っているときにレートがどんどん下がっていった場合はどうでしょうか。
含み損がどんどん大きくなっていったらどんなにメンタルが強くても耐えられませんよ。そもそもこの場合は、資金管理そのものが成り立ってませんから、このような状況に耐える必要なんてなくて、このような状況にならないように対処することが必要なんです。
私自身、現在はトレードスタイルがある程度確立できており、毎月安定して利益を出すことが出来ております。しかし、どうでしょう。いきなり200枚とか300枚とかでトレードしたらメンタルは持たないでしょうね。プレッシャーに耐えられません。
私はそんなに強い人間ではない。相場においては、メンタルが強いことはアダになることさえあるんじゃないかな。
メンタルを鍛えるとかプレッシャーに打ち克つとかではなく、もっと稼ぎたい・もっと儲けたいという欲望をコントロールしているわけです。お金を稼ぎたいという欲望とお金を失いたくないという恐怖心は表裏一体ですから、恐怖心をコントロールしているとも言えます。
そのための「自己管理 ⇒ 資金管理」です。
「メンタルコントロール」
⇒「自己管理」
⇒「資金管理」
結びの言葉
以上のことをまとめると、こんな次のようになります。
トレーダーのメンタルは鍛える必要などなくて、コントロールすることが必要。メンタルをコントロールためには、自己管理をして、資金管理につなげることが求められるという訳ですね。
そんなイメージで見てくれれば分かりやすいんじゃないかな。
それとプラスアルファとして相場観があれば言うことないですね。しかし相場観は経験を積むことでしかない身につかない。こればっかりはどうしようもないです。一朝一夕では身につかないと言えるでしょうね。
では、また。
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