皆様、ごきげんよう。たかさんまでございます。
本日は、かの有名なウォーレン・バフェットが航空株を全て売却し日本円で約5兆円もの損失を計上したことから我々トレーダーが学べることをお話しようかと思います。
事の詳細につきましては、ニューズウィーク日本語版『バフェットが米航空株をすべて売却、「私のミスだった」』をお読みいただくとして、ここではこの記事を読んで私が考えること、思うことを述べてみようと思います。
その前にウォーレン・バフェットについてですが、1930年生まれということで今年で御年90歳になるんですね。現在はバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、会長兼CEOでもあります。
バフェットが米航空株をすべて売却、「私のミスだった」
一応、話の流れとして簡単にまとめておきますね。
米著名投資家のウォーレン・バフェットは5月2日、自身が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株式総会で、同社が保有していた40億ドル相当の米航空株をすべて売却したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響が続いていることが理由だ。バフェットはユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空とデルタ航空の株式を保有していた。
またバフェットは、航空各社に「これまでに70億ドルから80億ドルを投じたが、回収できた金額はそれに遠く及ばない」とも説明。航空業界への投資は「私のミスだった」と責任を認めた。
また航空株を全て手放したことについてバフェットは、「売却すると決めたら、一部ではなく全てを売却するのが私たちのやり方だ」と説明。「持ち分を少しずつ減らすようなことはしない。気に入った企業があればそこの株式をなるべく多く買って、できる限り長く持ち続ける。気が変わったら、中途半端なことはしない」
また、バークシャー・ハサウェイが公表した2020年1-3月期決算は新型コロナウイルスの影響による株安のため日本円で約5兆円もの赤字となったようです。
金額が桁違いに凄すぎてピンと来ないですけど‥‥‥、これって凄い損失ですよね。いくらバフェットとは言え、この金額にはショックを受けているんじゃないでしょうか。
バークシャー・ハサウェイがどのような資産運用をしているのか詳細は知りませんけど、これって典型的な「コツコツドカーン」だと思うんですよね。バフェット自身も「中途半端なことはしない」と宣言してますね。
ただ、運用金額が桁違いに大きいため一つ一つの「コツ」や「ドカーン」も大きくなるのですが、やっていることは我々一般投資家とさほど変わらないように思います。要はやり方の問題なのでしょう。
コツコツドカーンはダメだと言われるけど
トレードの教科書的なものには必ずと言っていいほど「コツコツドカーン」はダメですと書かれていますよね。
私もFXを始めた当初はこれを信じ切って、そうならないための方法を模索していました。
で、どうなったかというと‥‥‥、いわゆる「損切り貧乏」になってしまったんですよね。
私の場合、その頃の通算トレード成績はトントンくらいでしたので、まだマシだったかもしれない。それでも、それまでにコツコツ積み上げてきた利益が損切りによってどんどん減っていくわけで精神的な落ち込みは結構なものでしたよ。
そこで発想を転換する必要があるなと考えたんですよね。
「コツコツドカーン」ってさ、誰でもやらかすし、避けては通れないと思っていた方がいいと。バフェットでさえやっているんですからね。
「コツコツドカーン」をやらかしても、トレードの通算成績がプラスであれば問題ないじゃないですか。たとえ「ドカーン」をやらかしてもね。
「コツコツ」だけが理想なんですけど、これはあくまでも理想であって、現実的には不可能です。
不可能なことを可能にしようと拘っているとドツボにハマってしまいます。
コツコツドカーンがダメならば
「コツコツ」だけが理想だが、現実的には不可能。
「ドカーン」は避けて通れない。
ならばどうすればいいのか。
「コツコツ・・・・・・コツドカーン」ってやればいいんですよ。「コツコツ・・・・・・コツ」を可能な限り大量生産すればよいのです。
そんなことが可能なのかって?
結論から言いますと可能です。私が出来ておりますので。事実、私の2019年1年間のトレード実績を見てみると、「コツ」の回数は何百回何千回と数えきれないくらいであって、「ドカーン」は2~3回であります。
2020年のこれまでのトレード成績でも、「コツ」は数えきれないくらいであって、「ドカーン」は0(ゼロ)回なんですよね。
だけど、「ドカーン」を今後絶対しないかというとそうではないんですよね。必ず年間で数回はすることになるでしょう。今はその必要がないからしていないだけなんですよ。
じゃあ、このように「コツコツドカーン」をコントロールするにはどうすればよいのかってことになるんですけど‥‥‥。
それは両建てトレードなら可能になります。私の場合は、「極・両建てトレード」なんですけど。
「含み損のコントロール」・「含み損をどのように扱うのか」と言った表現を本ブログ内で私は好んでしているのですけど、これって結局のところ「コツコツドカーン」をコントロールしているとも言えるのです。
とどのつまり
以上の話をまとめると次のようになります。
「コツコツドカーン」はダメだと言われるけど、現実的には不可避である。(これを避けようとして多くのトレーダーは「損切り貧乏」に陥ることから分かること)
⇒ ならば「コツコツドカーン」は誰でもやってしまうものだと受け入れて通算のトレード成績をプラスにすればよいと発想の転換をする。
⇒ そのためには、両建てトレードをして「コツコツドカーン」をコントロールする。
⇒ そうすれば「コツコツ・・・・・・コツドカーン」とすることができる。「コツコツ・・・・・・コツ」を何百回何千回と数えきれないくらいやってトレードの通算成績をプラスにする。
こんな感じでしょうかね。
いやー、それにしてもウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイでもこんな「ドカーン」をやらかしてしまうんですね。ちょっとビックリしてしまいました。
もしかしたら、このクラスになると機械的な損切りなどせずに、全て成り行きで損切りしているのかもしれません。
プロ中のプロでもこのようなことがあるんだなって、ひと安心してしまう気持ちもあるんですが。
皆さんも、是非この機会に損切りのあり方を考えてみてはいかがでしょうか。絶対に避けられないことなんですからね。
どうせしなければいけない損切りなんですから、同じするにしても上手く損切りしましょうってことがポイントになります。
では、また。
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